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専門店が選ぶ、消臭剤|
車内のタバコ臭・ペット臭・汗臭を除去する方法
車内用消臭剤は、タバコ臭やペット臭、汗・体臭、食べ物など、車内に残った不快な臭いを軽減するためのカーケア用品です。スプレータイプであれば、シートやカーペットなど臭いが気になる箇所へ直接使用できます。
ただし、消臭剤をスプレーするだけで、臭いを根本から取り除けるとは限りません。臭いの原因となる汚れが残っていると、時間が経ってから再び臭いを感じることがあります。
大切なのは、車内を丁寧に清掃して臭いの原因をできる限り取り除き、仕上げとして消臭剤を使用することです。
本記事では、海外カーケア用品専門店がおすすめする車用消臭剤を紹介するとともに、タバコ臭・ペット臭・汗臭を除去するための清掃手順と正しい使い方を解説します。
車内用スプレー消臭剤の効果
本記事では特別な専用機械を使用せず、一般的なインテリアクリーナーによる車内清掃と、スプレータイプの消臭剤を使用しました。適切に清掃してから消臭剤を施工することで、車内の臭いは大きく改善できる場合があります。
ただし、人の鼻はわずかに残った臭いにも敏感に反応するため、測定値が低下しても、完全に無臭と感じられるかどうかには個人差があります。また、臭いの強さや汚れの程度によっては、1回の施工だけで完全に除去することが難しい場合もあります。
以下の画像は、実際に喫煙車両の臭気を測定し、インテリアクリーニングと消臭剤を使用する前後で数値を比較したものです。
中古車を購入した際にタバコ臭やペット臭が気になる場合や、車を売却する前に臭いを軽減したい場合にも、車内全体の清掃と消臭は重要です。


車内の臭いを根本から除去する清掃方法
1.フロアマットや車内の荷物を取り外す
最初にフロアマットや車内の荷物を取り外し、シートの下や足元まで清掃できる状態にします。
フロアマットを敷いたままでは、マットの下に入り込んだ砂やホコリ、髪の毛、食べかすなどを十分に取り除けません。
犬などのペットを乗せる車では毛が隙間に入り込んでいることもあるため、助手席や後部座席、ラゲッジスペースまで確認しましょう。

2.シートやカーペットに掃除機をかける

すべてのドアを開け、シートやカーペット、座面の隙間などに掃除機をかけて汚れを取り除きます。
シートレール周辺はノズルが入りにくいため、シートを前後に動かし、前席側と後席側の両方から掃除機をかけましょう。
地味な作業ですが、臭いの原因となる汚れを除去するうえで重要な工程です。
3.フロアマットを念入りに清掃する
取り外したフロアマットの表裏に掃除機をかけ、砂やホコリ、髪の毛、食べかすなどを取り除きます。
その後、インテリアクリーナーをスプレーしてブラシで汚れを浮かせ、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ります。
汚れや臭いが残っている場合は、同じ作業を繰り返しましょう。

4.ガラスクリーナーで内窓を拭き上げる

見落としがちですが、窓ガラスにもタバコの臭いや、煙に含まれるニコチン、タール状の油性汚れなどが付着します。
ガラスクリーナーをマイクロファイバークロスへスプレーし、フロントガラスやサイドガラス、リアガラスの内側を丁寧に拭き上げましょう。
最後に乾いたクロスで仕上げると、拭き筋を残しにくくなります。
5.ダッシュボードやステアリングを洗浄する
インテリアクリーナーをマイクロファイバークロスへスプレーし、ダッシュボードやステアリング、スイッチ周辺などを拭き上げます。
これらの部分には、手垢や皮脂、ホコリに加え、喫煙車では煙に含まれる汚れも付着します。
細かな隙間は柔らかいブラシで汚れを浮かせ、乾いたクロスで仕上げましょう。

6.コンソールやドア内張りを洗浄する

センターコンソールやドア内張りにも、タバコの煙に含まれるニコチンや油性の汚れが付着し、臭いの原因になります。
インテリアクリーナーをクロスへスプレーし、表面を丁寧に拭き上げましょう。
7.シートやカーペットを洗浄する
シートやカーペットには、タバコ臭だけでなく、汗や皮脂、ペット臭なども染み込みやすいため、インテリアクリーナーを使用して洗浄します。
クリーナーをスプレーした後は、ブラシで汚れを浮かせ、乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ります。
体臭が気になる場合は、皮脂や整髪料が付着しやすいヘッドレストも重点的に清掃しましょう。

8.天張りを濡らしすぎないように清掃する

タバコの煙は上方向へ広がるため、天張りにも臭いやヤニ汚れが付着します。
インテリアクリーナーは天張り(天井)へ直接大量にスプレーせず、マイクロファイバークロスへ吹きかけて、優しく拭き取ります。
天張りにアシストグリップやサンバイザーがある車両は、ヤニ汚れが蓄積しやすいため、あわせて丁寧に清掃しましょう。
9.ウェザーストリップ周辺の汚れを落とす
ドア開口部やウェザーストリップ周辺にも、タバコの煙に含まれる汚れが付着しています。
インテリアクリーナーをクロスへスプレーし、ゴム部分や細かな溝まで丁寧に拭き取ります。
汚れが溜まりやすい隙間は、柔らかいブラシを使うと効率よく清掃できます。

10.シートベルトを引き出して清掃する

シートベルトには、タバコの煙に含まれる汚れや、手垢、汗、皮脂などが付着し、臭いの原因になることがあります。
シートベルトを最後まで引き出し、インテリアクリーナーを吹きかけたクロスで表裏を挟むように拭き取ります。
汚れがひどい場合は、ブラシで汚れを浮かせてから拭き取りましょう。
11.エアコンフィルターを交換する(必要に応じて)
エアコンフィルターには、ホコリや花粉だけでなく、タバコの煙に含まれる汚れや臭いが付着していることがあります。
汚れや臭いが強い場合は、新しいフィルターへ交換しましょう。
エアコンフィルターは、車種名・年式・型式から適合する品番を調べてネットでも購入できます。

12.車内用消臭剤を均一にスプレーする

車内全体の清掃が終わったら、カーペットやフロアマット、布製シート(ファブリックシート)には、消臭剤を直接スプレーします。
一方、ダッシュボードやレザーシート、プラスチック、天張りは、液剤を直接吹きかけると乾いた跡が残ることがあります。きれいなマイクロファイバークロスへ消臭剤をスプレーし、均一に塗り広げましょう。
臭いが強く残っている場合は、必要に応じて同じ作業を繰り返します。
13.窓やドアを開けて十分に乾燥・換気する
消臭剤の施工後は、すべての窓やドアを開け、車内を十分に乾燥・換気します。
シートやカーペット、天張りなどに水分が残ったまま車を閉め切ると、生乾きの臭いや湿気の原因になることがあります。
表面がしっかり乾いたことを確認してから、フロアマットや荷物を元に戻しましょう。

専門店がおすすめする消臭アイテム
ここでは、今回の車内クリーニングと消臭作業に使用した、消臭剤・インテリアクリーナー・クリーニングパッドの3製品を紹介します。
Nanolex ODEX|車内用消臭剤
ODEXは、香りで臭いをごまかすのではなく、臭いの原因となる有機物質と結合して中和するプロのクリーニング業者も愛用する強力な車内用消臭剤です。
タバコ臭やペット臭、嘔吐物などの不快な臭いに対応し、水性ベースのため、シートやカーペットをはじめとしたさまざまな車内素材へ使用できます。車内を清掃して臭いの原因となる汚れを取り除いた後、仕上げとして使用するのがおすすめです。
tershine APC Interior Cleaner|インテリアクリーナー
ファブリック、レザー、アルカンターラ、プラスチック、ゴムなど、幅広い車内素材に使用できる万能インテリアクリーナーです。
タバコのヤニ汚れや皮脂、汗、食べこぼしなど、臭いの原因となる汚れの洗浄に適しています。軽い汚れはクロスで拭き取り、汚れがひどい場合はブラシやクリーニングパッドでなじませてから拭き上げます。
ADBL Scrub Bar|クリーニングパッド
極細で毛足の短いナイロンファイバーを採用した、両面タイプのクリーニングパッドです。
マイクロファイバークロスでは十分に届きにくい、レザーシートや樹脂パーツのシボ、細かな凹凸に入り込んだ汚れにもアプローチできます。適度なコシで汚れを掻き出せるため、インテリアクリーナーと組み合わせた車内の洗浄に便利です。

車内の臭いを防ぐためのポイント
車内の臭いを防ぐためには、臭いが強くなってから対処するのではなく、原因となる汚れを日頃から溜めないことが大切です。
食べ物の容器やゴミ、濡れたタオルなどは車内に放置せず、できるだけ早く取り出しましょう。ペットを乗せた後は、シートやカーペットに残った毛や汚れを掃除機で取り除きます。
汗や体臭が気になる場合は、シートやヘッドレスト、ステアリング、シートベルトなど、身体が触れやすい部分を定期的に拭き上げることが効果的です。
また、定期的に窓やドアを開けて換気し、車内に湿気を残さないことも重要です。エアコン使用時に臭いを感じる場合は、エアコンフィルターの汚れも確認しましょう。
タバコを吸う車両では、煙が天張りや内窓、シートなど車内全体に付着します。喫煙後は早めに換気し、汚れが蓄積する前に定期的な清掃を行うことで、強いタバコ臭を防ぎやすくなります。

まとめ
車内のタバコ臭やペット臭、汗・体臭などを軽減するためには、消臭剤をスプレーするだけでなく、臭いの原因となる汚れを丁寧に取り除くことが大切です。
シートやカーペット、天張り、内窓、シートベルトなどを清掃したうえで、仕上げに車内用消臭剤を使用すると、より高い効果が期待できます。臭いが強く残っている場合は、一度乾燥させて状態を確認し、必要に応じて再度施工しましょう。
また、車内にゴミや湿気を残さず、定期的な換気や清掃を続けることで、臭いの蓄積を防ぎやすくなります。
本記事で紹介した手順と消臭アイテムを参考に、車内を清潔で快適な状態に保ちましょう。

佐久間 陽平|株式会社insieme 代表取締役
2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。
ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。
東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。