更新日:

専門店が選ぶ、洗車バケツ|
おすすめの容量・サイズと正しい泡立て方

洗車バケツは、カーシャンプーを希釈して洗浄液を作るために欠かせない、洗車の基本アイテムです。

ホームセンターやカー用品店、100円均一などでもさまざまなバケツが販売されていますが、必ずしも洗車専用品でなければならないわけではありません。大切なのは、車1台を洗うために十分な容量があり、使いやすいサイズのものを選ぶことです。

特に、一般的なバケツは容量が小さいものも多く、選ぶサイズやシャンプーの泡立て方によっては、洗車の途中で洗浄液が足りなくなることがあります。

本記事では、洗車用品専門店がおすすめする洗車バケツを紹介するとともに、洗車に適した容量やサイズ、便利な付属品、正しい泡立て方や使い方まで詳しく解説します。

洗車バケツは大きい方が良い|20Lを選ぶ理由

洗車バケツは、できるだけ容量の大きいものを選ぶのがおすすめです。

一般的なバケツは7〜10L程度のものが多いですが、車1台を洗うには容量が小さく、途中でシャンプー液が少なくなりやすいというデメリットがあります。

シャンプー洗車では、スポンジに洗浄液をたっぷり含ませ、惜しまずに使うことが大切です。十分な量のシャンプー液を使うことで、ボディとの摩擦を抑え、洗車傷のリスクを軽減できます。

また、たくさんのシャンプー液で洗うことで、ボディ上のシャンプーが乾きにくくなります。

特に気温が高い時期は、乾燥するとシミの原因になるため注意が必要です。

たっぷりのシャンプー液で洗うことで、乾いてシミになりにくく、洗車傷の軽減にもつながる

容量の小さいバケツは、洗車後半になると底に沈んだ砂や汚れを拾いやすくなります。一方、20L前後のバケツなら、たっぷり使っても十分な洗浄液が残りやすく、底の汚れの影響も受けにくくなります。

以下の画像は、10Lと20Lのバケツで同じ車を洗い、洗車後のシャンプー液の残量を比較したものです。

洗車後の残量比較|小さいバケツは洗車後半にシャンプー液が不足しやすく、底の砂や汚れを拾って洗車傷につながりやすい。

正しい泡立て方と洗車バケツの使い方


洗車バケツでは、泡を多く作ることよりも、車1台を洗える十分な量のシャンプー液を作ることが大切です。水とカーシャンプーを入れる順番によって、泡とシャンプー液の割合が大きく変わります。

正しいシャンプーの泡立て方

まず、バケツの7〜8割程度まで水を入れ、その後に規定量のカーシャンプーを加えます。最後にホースのジェット水流を当て、適度に泡立てましょう。

この順番で作ることで、シャンプー液と泡の割合を7:3から8:2程度にしやすく、洗車に必要な液量を十分に確保できます。

まず最初に、バケツの7〜8割程度まで水を入れる
水を入れてからシャンプーを加える。気温が低く溶けにくい場合は、手で軽くかき混ぜる
最後にジェット水流で泡立てることで、十分なシャンプー液を残しながら適度な泡を作れる

誤ったシャンプーの泡立て方

よくある間違いが、空のバケツにカーシャンプーを入れ、その上から水を勢いよく注ぐ方法です。

この順番では、最初から大量の泡が発生し、シャンプー液に対して泡の割合が高くなりすぎます。特に10L程度の小さなバケツでは、見た目は満杯でも、実際に洗車に使えるシャンプー液が数L程度しか残らないことがあります。

ボディを洗うときに重要なのは、泡の多さではなく、摩擦を抑えるシャンプー液の量です。泡を作りすぎず、車1台を洗える十分な量を確保しましょう。

最初にシャンプーを入れると、水を注いだときに泡が増え過ぎてしまう
見た目は満杯でも、泡ばかりでは洗車に使えるシャンプー液が不足する

以下は、20Lバケツで正しく泡立てたシャンプー液と、先にシャンプーを入れて泡立てた状態を比較したものです。先にシャンプーを入れたバケツは泡の割合が高く、車1台を洗うにはシャンプー液が不足しやすいことが分かります。

また、カーシャンプーは泡の多さだけで良し悪しを判断できるものではありません。泡には見た目の分かりやすさや、シャンプー液を表面に留めやすくする役割がありますが、泡そのものが潤滑膜になるわけではありません。洗車キズを抑えるうえで本当に大切なのは、塗装面とスポンジの摩擦を減らせるだけのシャンプー液がしっかり残っていることです。

そのため、泡だけを増やしすぎるのではなく、実際に洗車に使えるシャンプー液が十分残るように泡立てることが重要です。

左:先にシャンプーを入れて泡の比率が大きくなりすぎてしまった状態
右:先に水を入れ、正しく泡立てた状態

最も理想的な2バケツ方式

海外では、シャンプー液を入れたバケツと、スポンジの汚れをすすぐ水だけのバケツを分ける「2バケツ洗車(ツーバケットメソッド)」も一般的です。

シャンプー用とすすぎ用を分けることで、スポンジに付着した砂や汚れをシャンプー液の中へ持ち込みにくくなり、より安全に洗車できます。

ただし、必ずしもバケツを2つ用意する必要はありません。20L前後の大きなバケツに十分なシャンプー液を作り、正しい手順で洗えば、1つのバケツでも問題なく車全体を洗えます。

シャンプー用バケツと、水だけを入れたスポンジすすぎ用バケツを分けるのが2バケツ洗車

専門店がおすすめする洗車バケツ

洗車バケツには、イギリスのカーケアブランド「CARBON COLLECTIVE(カーボンコレクティブ)」が展開する、20Lの「Clear Teal Detailing Bucket」がおすすめです。

大容量のため、スポンジやウォッシュミットにシャンプー液をたっぷり含ませながら、車1台を余裕をもって洗えます。

透明な本体は、シャンプー液の残量や底に沈んだ砂・汚れを確認しやすいのもメリットです。

また、別売りのグリットガードや蓋、キャスター、収納用オーガナイザーにも対応しており、洗車スタイルに合わせて使いやすく拡張できます。

透明なため、シャンプー液の残量や底に沈んだ汚れを確認しやすい

洗車バケツを便利にする付属品

グリットガード(砂落とし)

グリットガードは、バケツの底に設置し、スポンジやウォッシュミットから落ちた砂や汚れを底に留めるアイテムです。

洗車中に付着した汚れがバケツ内で舞わないようにすることで、洗車傷のリスク軽減につながります。

CARBON COLLECTIVEのグリットガードは、砂や汚れを底に落とすだけでなく、ミットをこすりつけて汚れを落としやすい構造になっているのも特徴です。

▶︎ グリットガードの商品ページはこちら

底に沈んだ砂や汚れを再び拾いにくくするグリットガード

バケツドリー(キャスター)

重くなった20Lバケツを持ち上げずに移動できるバケツドリー

20Lのバケツにシャンプー液を入れると重量が増し、洗車中に持ち上げて移動させるのは大きな負担になります。

バケツドリーを取り付ければ、重くなったバケツを持ち上げることなく、車の周囲へスムーズに移動できます。

CARBON COLLECTIVEのバケツドリーは、360度回転するキャスターを備え、2輪にはロック機能も付いているため、移動後は任意の位置に固定できます。

▶︎ バケツドリーの商品ページはこちら

オーガナイザー(収納ポケット)

オーガナイザーは、洗車バケツの側面に取り付け、ブラシやスプレーボトルなどの洗車用品をまとめて収納できるアイテムです。

必要な道具を手の届く位置に置けるため、洗車中に用品を取りに戻る手間が減り、作業をスムーズに進められます。

▶︎ オーガナイザーの商品ページはこちら

ブラシやボトルなどの洗車用品をまとめて収納できる

バケツリッド(蓋)

洗車用品の保管や持ち運びに便利なリッド。簡易的な椅子としても

バケツリッドは、洗車バケツに蓋をして、ブラシやクロスなどの洗車用品をまとめて保管・持ち運びできるアイテムです。

洗車用品へのほこりや汚れの付着を防ぎやすく、洗車場へ持ち運ぶ際に中身が飛び出すのも防げます。

▶︎ バケツリッドの商品ページはこちら

まとめ

洗車バケツを選ぶ際は、車1台を余裕をもって洗える、20L前後の大容量タイプがおすすめです。

十分な量のシャンプー液を作ることで、スポンジやウォッシュミットに洗浄液をたっぷり含ませながら洗うことができ、洗車傷やシャンプーの乾燥によるシミのリスク軽減につながります。

シャンプー液を作る際は、先にバケツへ水を入れ、その後にカーシャンプーを加え、最後にジェット水流で適度に泡立てましょう。泡を大量に作ることよりも、車全体を洗える十分なシャンプー液を確保することが大切です。

洗車専用バケツでなければならないわけではありませんが、容量や使いやすさを重視し、自分の洗車スタイルに合ったものを選びましょう。

佐久間 陽平|株式会社insieme 代表取締役

2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。

ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。

東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。

コラム一覧
  1. Home
  2. Column
  3. 専門店が選ぶ、洗車バケツ| おすすめの容量・サイズと正しい泡立て方
施工店一覧 フォームで相談