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GTECHNIQ(ジーテクニック)コーティング剤の模造品に関する注意喚起

GTECHNIQ(ジーテクニック)は、世界中のコーティング専門店で使用されている、イギリス発のプロフェッショナル向けカーケアブランドです。

日本国内においては、GTECHNIQ JAPAN(arinomama)のみが日本総輸入元として製品の供給および認定施工店ネットワークの運営を行っています。しかし近年、認定施工店以外で施工を受けたユーザー様から、模造品の使用が疑われるご相談が日本国内でも複数件寄せられています。

実際に海外通販サイトなどでは、GTECHNIQ製品に酷似した模造品の流通も確認されており、見た目だけでは判別が難しいケースも存在します。GTECHNIQのセラミックコーティングを検討されている場合は、認定施工店以外での施工には十分ご注意ください。

▶︎ GTECHNIQ JAPAN認定施工店一覧

GTECHNIQコピー品に注意

GTECHNIQ(ジーテクニック)は、ハイエンドコーティング市場において高いシェアを持ち、特に「Crystal Serum Ultra」や「EXO」といった製品は、認定資格を取得した専門施工店のみが取り扱う高性能セラミックコーティングとして、多くの国で採用されています。

一方で、このように認知度が高く価値のあるブランドほど、外観を模倣したコピー品の対象になりやすいという問題があります。近年、海外通販サイトなどを中心に、GTECHNIQ製品に酷似したパッケージの製品が販売されているケースが確認されています。

これらは箱やラベルのデザインが非常に似ていますが、イギリス本国で製造され、正規ルートで供給されている製品とは一切関係のない模造品です。

コーティング剤は見た目が似ていても、成分設計や硬化性能、耐薬品性、耐久性が異なれば、施工後の仕上がりや長期的な保護性能に大きな差が生じます。

そのため、コピー品の問題は単なるブランド模倣ではなく、愛車の塗装状態や施工品質に直接影響する極めて重要な問題です。

正規品とコピー品の外観・内容品の違い

今回、GTECHNIQ JAPAN(arinomama)では、海外から流通しているコピー品を2種類入手し、正規品との比較を行いました。なお、海外市場では複数の模造品が流通しているとみられ、今回確認できたものはその一部です。
以下は、左から順番に、正規品・模造品A・模造品Bを並べた比較画像です。

左から順番に、正規品・模造品A・模造品B

パッケージの違い

一見すると非常によく似ていますが、細部を確認すると明確な違いが見られます。
特に、ブランドロゴや加工精度、印刷品質といった部分に差が出ています。

【模造品A】ブランド名が「GTECHNIQ」ではなく「GETCHENG」となっており、スペルが異なります
【模造品A・B】セキュリティシールのデザイン・形状が異なり、正規品とは仕様が一致していません
【模造品A・B】背景のポリゴン柄の精度が正規品と一致しておらず、輪郭や配置にズレが見られます
【模造品B】「CRYSTAL SERUM ULTRA」のロゴ部分のデボス加工に違いがあり、立体感や仕上がりの精度が異なります

内容品の違い

まず、こちらが正規品の内容物です。
正規品には以下が含まれています。

  • コーティングボトル
  • スポイト
  • 手袋
  • シリアルナンバー
  • 専用アプリケーター

模造品と比較すると、各付属品の仕上げ精度や材質、構造において明確な差が確認され、クオリティが大きく異なることが分かります。

正規品 内容物

続いてこちらが模造品Aの内容物です。

  • ボトルラベルのデザインが明らかに異なる
  • アプリケーターにロゴがない
  • 正規品には付属していない施工マニュアルが含まれている
  • コーティングのシリアルナンバーが付属していない

全体的に精度が低く、付属品の仕様も簡略化されており、正規品とは明確に異なる構成となっています。

模造品A 内容物

最後に模造品Bの内容物です。模造品Aと比較すると外観や内容品の精度は高く、一見すると見分けがつきにくいレベルです。しかしながら、以下のような相違点が確認できます。

  • アプリケーターのロゴマークに歪みがある
  • シリアルナンバーのシール仕様が正規品と異なる
  • 正規品には付属していない施工マニュアルが含まれている
  • 正規品には付属していないステッカーが含まれている

精巧に見えても、細部の仕様は正規品と一致していません。

模造品B 内容物

コーティング剤(中身)の違い

最も重要なのが、コーティング剤そのものの違いです。実際に確認したところ、模造品A・Bともに、正規品とは明らかに異なる臭い(有機溶剤臭)が確認されました。

これは、使用されている成分や配合が正規品とは異なることを示しており、単なる品質差ではなく、そもそも設計思想自体が異なる別製品であることが分かります。

つまり、外観を模倣しているだけであり、GTECHNIQのコーティングとは全く関係のない製品です。

テストパネルによる施工検証

続きまして、コピー品と正規品をテストパネルに施工し、施工直後の状態およびその後の変化について比較検証を行いました。

施工直後の状態として、GTECHNIQのセラミックコーティングは深い艶と滑らかな手触りが特徴として現れますが、今回検証したコピー品については、どちらも特筆すべき特徴が感じられず、正規品と比較すると仕上がりの段階で明確な差が確認されました。

特に、GTECHNIQ特有の瑞々しい艶や被膜の膜厚感、指触りの滑り性といった点において違いが見られ、見た目が似ていても仕上がりの質には差があることが分かります。

また、今回の検証では、汚れの付着具合、撥水性、薬品耐性といった観点で経過後の状態も確認しており、正規品とコピー品の間で明確な差が見られました。特に耐薬品性のテストでは、コピー品と思われる製品は被膜の劣化や消失が確認されたのに対し、正規品は一定の耐性を維持する結果となっています。

この結果から、外観が似ている製品であっても、長期的な保護性能やメンテナンス耐性といった本質的な性能には大きな違いがある可能性が示唆されます。

正規品を選ぶために確認すべきこと

GTECHNIQ製品を安心して施工するためには、正規ルートで流通している製品かどうかを確認することが重要です。

日本国内におけるGTECHNIQ製品は、GTECHNIQ JAPAN(arinomama)のみが正規輸入元として取り扱っています。

そのため、施工を依頼する際は、GTECHNIQ認定施工店であるかどうかを事前に確認することをおすすめします。

以下がGTECHNIQ認定施工店一覧です。

▶︎ GTECHNIQ JAPAN認定施工店一覧

特に、相場より極端に安い価格でGTECHNIQ施工を案内している場合や、製品の入手ルートが不明確な場合は注意が必要です。

また、認定施工店一覧に掲載されていないにもかかわらず、GTECHNIQのコーティングを謳っている場合は、使用製品が正規品でない可能性も否定できません。GTECHNIQのセラミックコーティングは、イギリス本国の基準に基づき、施工実績・設備環境・技術力などの条件を満たした専門店のみが取り扱いを認められています。

そのため、正規施工店での施工は、単に「正規品を使用している」というだけでなく、施工品質そのものの担保にもつながります。GTECHNIQ製品は、正しい製品と正しい施工によって本来の性能を発揮します。愛車を長く綺麗に維持するためにも、価格や見た目だけで判断するのではなく、信頼できる正規施工店を選ぶことが重要です。

まとめ

GTECHNIQ製品に酷似したコピー品は実際に流通しており、外観だけでは正規品と見分けがつかないケースもあります。

しかし、今回の検証により、パッケージや付属品の精度だけでなく、コーティング剤そのものの性質や施工後の性能においても、正規品とは明確な差があることが確認されました。

コーティング剤は、施工直後の見た目だけでなく、時間経過後の被膜維持や耐薬品性といった性能が重要です。

見た目が似ているという理由だけで判断してしまうと、本来得られるはずの性能を発揮できない可能性があります。

GTECHNIQのセラミックコーティングを検討されている場合は、正規ルートで流通している製品かどうか、認定施工店であるかどうかを確認することが重要です。

正しい製品と正しい施工を選ぶことが、愛車の美観を長く維持するための最も確実な方法です。

佐久間 陽平|GTECHNIQ JAPAN 代表

2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。

ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。

東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。

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