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専門店が選ぶ、ホイールクリーナー|中性タイプのおすすめ製品と使い方

車のホイールには、走行中に発生するブレーキダストや鉄粉、泥、油分など、さまざまな汚れが付着します。特にブレーキダストは、時間が経つほど固着しやすいため、通常のカーシャンプーだけでは十分に落とせないことがあります。

こうした頑固な汚れを効率よく除去するために役立つのが、ホイール専用クリーナーです。ホイールクリーナーには、中性の鉄粉除去タイプやアルカリタイプなどがあり、汚れの種類やホイールの状態に合わせて選ぶことが大切です。

本記事では、ホイールクリーナーの種類や選び方、正しい使い方、使用時の注意点を解説しながら、専門店がおすすめする中性タイプの製品を紹介します。

ホイールクリーナーの効果

以下の画像は、ブレーキダストや黒ずみが付着したホイールに、ホイールクリーナーを使用した施工前後の比較です。

施工前は、ホイール表面やスポーク周辺に汚れが広がり、全体的にくすんで見える状態でした。施工後は黒い汚れが除去され、ホイール本来の色や質感がはっきりと確認できます。

重度のブレーキダストの固着がなければ、ホイールクリーナーを吹きかけて水で洗い流すだけでも、十分きれいに仕上がります。一方で、長期間放置して固着した汚れには、ブラシを併用するとより効果的です。

特にBMWやメルセデス・ベンツ、ポルシェなどの欧州車では、定期的に使用することで、ホイールをきれいな状態に保ちやすくなります。

Before|ブレーキダストが蓄積したホイール
After|汚れが落ち、ホイール本来の美観に

ホイールクリーナーの使い方

ホイールクリーナーには、主にアルカリタイプと、ホイールに付着したブレーキダストや鉄粉に反応するpH中性タイプがあります。

アルカリタイプは油汚れや泥汚れにも強く、タイヤとホイールをまとめて洗える製品が多い一方、今回紹介する鉄粉除去タイプは、スプレー後に反応を待ち、水で洗い流すだけでも汚れを落としやすいため、初めての方でも比較的簡単に使用できます。

ここでは、pH中性の鉄粉除去タイプを使った基本的な施工手順を解説します。

1.水で砂や泥汚れを洗い流す

まずはホイール全体に水をかけ、表面やスポークの隙間に付着した砂、泥、ホコリなどを洗い流します。

気温が高い日や走行直後は、ホイール表面を冷ます目的もあります。

ホイールが熱を持った状態でクリーナーを使用すると、液剤が乾きやすくなり、ムラやシミの原因になるため注意しましょう。

2.ホイールクリーナーを満遍なくスプレーする

ホイール全体にクリーナーを満遍なくスプレーします。表面だけでなく、スポークの隙間やナット周辺、内側など、ブレーキダストがたまりやすい部分にも十分に吹きかけましょう。

その際、なるべくブレーキローターへ直接かからないように噴霧します。

ローター表面に一時的な錆が出ることがありますが、走行中に数回ブレーキをかければ摩擦面の錆は落ちるため、過度に気にする必要はありません。

3.鉄粉に反応するまで2〜3分ほど待つ

ホイールクリーナーをスプレーすると、ブレーキダストや鉄粉へ反応し、液剤が紫色に変化します。

反応時間は気温や汚れの程度によって異なりますが、2〜3分ほどを目安に待ちましょう。

紫色の反応が十分に広がったら、次の工程へ進みます。

4.乾きそうな場合は追加でスプレーする

反応を待っている間に液剤が乾きそうな場合は、ホイールクリーナーを追加でスプレーします。

液剤が乾くと水分が蒸発して濃度が高まり、ムラやシミの原因になります。

多くスプレーするとシミになりそうな印象がありますが、実際は十分な量を使用した方が乾きにくく、失敗のリスクを抑えられます。

5.必要に応じてホイールブラシで洗浄する

軽度の汚れであれば、反応後に水で洗い流すだけでも十分きれいになります。

一方、長期間放置して固着したブレーキダストや、スポークの隙間、ナット周辺、ホイールの内側に残った汚れは、ホイールブラシを併用するとより効果的です。

6.たっぷりの水で洗い流す

紫色の反応が十分に出たら、ホイールクリーナーが残らないよう、たっぷりの水で洗い流します。

スポークの隙間やナット周辺、ホイールの内側は液剤が残りやすいため、角度を変えながら念入りにすすぎましょう。

残留したまま乾くとムラやシミの原因になるため、洗い残しがないよう注意してください。

7.クロスやブロワーで水分を取り除く

すすぎが終わったら、マイクロファイバークロスやブロワーを使い、ホイールに残った水分を取り除きます。

水分を残したまま自然乾燥させると、水道水に含まれるミネラル分が残り、水ジミの原因になります。

スポークの隙間やナット周辺なども確認しながら、丁寧に仕上げましょう。

ホイールクリーナーの種類と選び方

ホイールクリーナーは、主にpH中性の鉄粉除去タイプとアルカリタイプに分けられます。

安全性や幅広いホイールへの使いやすさを重視するなら鉄粉除去タイプ、ブレーキダストが比較的少ない国産車にはアルカリタイプがおすすめです。

幅広いホイールに使いやすいpH中性の鉄粉除去タイプ

pH中性の鉄粉除去タイプは、ブレーキダストや鉄粉に反応して汚れを浮かせるホイールクリーナーです。

素材への影響を抑えやすく、国産車・輸入車、純正・社外品、バイクを問わず、さまざまなホイールに使用しやすい点が特徴です。マットや艶消し、スパッタリングなど、仕上げを傷めたくないホイールにも向いています。

特にBMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェなど、ブレーキダストが多い欧州車には、鉄粉除去タイプがおすすめです。一方で、鉄粉に反応する成分特有の硫黄臭がする製品もあるため、臭いが気になる場合は低臭タイプがおすすめです。

今回紹介するホイールクリーナーは、濃縮タイプによる強力な洗浄力を備えながら、鉄粉除去剤特有の硫黄臭を抑えた低臭タイプです。

国産車に使いやすいアルカリタイプ

アルカリタイプは、泥汚れや油分を含んだ黒ずみに強く、タイヤとホイールをまとめて洗える製品が多い点が特徴です。

ブレーキダストが比較的少ない国産車や、タイヤの汚れまで一度に落としたい場合に向いています。

ただし、製品によって使用できるホイールの仕上げが異なるため、社外ホイールや特殊塗装に使う場合は、事前に適合を確認することが大切です。

以下の製品は、全国のコーティング専門店でも使用されており、洗浄力と使いやすさの両面で評判のホイールクリーナーです。

簡易リペア済みホイールの変色に注意

ホイールクリーナーは、中性・アルカリ性を問わず、簡易リペアによって下地が露出しているホイールに使用する場合は注意が必要です。

ガリ傷を塗装で補修している場合は比較的問題になりにくいですが、傷の周辺を削って目立ちにくくしただけの簡易リペアでは、下地が露出していることがあります。

その状態でクリーナーを使用すると、露出部分が白く変色する可能性があります。ホイールの素材や仕上げ、補修方法によって影響は異なるため、補修歴や塗装の剥がれ、深い傷がある場合は、施工前に状態を確認し、まずは目立たない場所で試してから使用しましょう。

まとめ

ホイールクリーナーには、主にpH中性の鉄粉除去タイプとアルカリタイプがあります。国産車の日常的な泥汚れや油汚れには、タイヤにも使えるアルカリタイプが便利です。

一方、pH中性の鉄粉除去タイプは、国産車・輸入車、純正・社外品を問わず、マットや艶消し、スパッタリングなど幅広いホイールに使いやすい点が特徴です。特にBMW、メルセデス・ベンツ、ポルシェなど、ブレーキダストが多い欧州車に向いています。

軽度の汚れであれば、スプレーして反応後に水で洗い流すだけでも十分きれいになります。強くこする必要はありませんが、長期間固着したブレーキダストにはブラシを併用すると効果的です。

鉄粉除去タイプは硫黄臭がデメリットになりやすいものの、低臭タイプなら施工時の負担を抑えられます。補修歴や下地の露出があるホイールは白く変色する可能性があるため、事前に状態を確認してから使用しましょう。

筆者

佐久間 陽平|株式会社insieme 代表取締役

2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。

ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。

東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。

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