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タイヤ・ホイール

タイヤを洗っても茶色い原因は?落ちない汚れを黒く戻す方法

タイヤは、車全体の印象を大きく左右する部分です。ボディをきれいに仕上げても、タイヤに茶色い汚れが残っていると足元が引き締まらず、車全体がくすんで見えてしまいます。

タイヤクリーナーで洗浄した直後は黒く見えても、乾燥すると再び茶色い汚れが目立つことがあります。主な原因は、タイヤに含まれる劣化防止剤が表面ににじみ出ることや、通常の洗浄では落としきれない古いタイヤワックス、油汚れが蓄積していることです。

こうした汚れが残ったままタイヤワックスを塗っても、黒さや艶が均一に出にくく、思うような仕上がりになりません。

本記事では、洗浄後もタイヤが茶色く見える原因を解説しながら、タイヤ本来の黒さを取り戻す方法を実際の施工事例とともに紹介します。

茶色くなったタイヤの改善効果と事例

タイヤには劣化を防ぐための成分が配合されており、時間の経過や走行時の熱、紫外線などの影響を受けながら表面へにじみ出て、酸化することで茶色く見えることがあります。

通常のタイヤクリーナーは、泥汚れや油汚れの除去には効果的ですが、にじみ出てきた劣化防止剤までリセットできない場合があります。また、古いタイヤワックスが蓄積していると、洗浄後も黒さが戻りにくく、そのままタイヤワックスを塗っても綺麗に仕上がりません。

こうした通常の洗浄では落としきれない汚れを専用クリーナーで除去することで、タイヤ本来の黒さを取り戻し、その後に塗布するタイヤワックスもきれいに仕上がりやすくなります。

以下の画像は、洗浄後も茶色い汚れが残ったタイヤに専用クリーナーを使用し、施工前後の状態を比較したものです。

Before|洗車後も茶色い汚れが残った状態
After|タイヤ本来の黒さが戻った状態

茶色い汚れをリセットする方法

今回ご紹介するSHIFT Intensive Cleanerは、通常のタイヤクリーナーでは落としきれない茶色い汚れや、繰り返し塗り重ねることで蓄積した古い油性タイヤワックスを除去するための専用クリーナーです。

除去力に優れているため、日常的なタイヤ洗浄に使用する製品ではありません。使用頻度は半年〜1年に1回程度を目安とし、通常のタイヤクリーナーで洗っても茶色い汚れが残る場合や、古いワックスを一度リセットしたい場合に使用します。

1.クロスにSHIFT Intensive Cleanerをスプレーする

マイクロファイバークロスに、SHIFT Intensive Cleanerを適量スプレーします。

タイヤへ直接吹きかけると、ホイールや塗装面へ飛散するおそれがあるため、クロスに含ませてから使用する方法がおすすめです。

2.乾いたタイヤに塗り広げながら擦る

クロスに含ませたSHIFT Intensive Cleanerを、乾いたタイヤのサイドウォールへ塗り広げながら擦ります。

一度に広い範囲へ施工せず、まずは小さな範囲から始め、汚れの落ち方を確認しながら徐々に範囲を広げていきましょう。

タイヤが濡れていると汚れの状態を確認しにくくなるため、乾いた状態で作業します。

3.必要に応じてタイヤワックスを塗布する

茶色い汚れや古いタイヤワックスを除去した後は、必要に応じて新しいタイヤワックスを塗布します。

初めて使用する場合は、扱いやすく自然な艶に仕上がる水性タイプがおすすめです。

アプリケーターに適量を取り、サイドウォール全体へ薄く均一に塗り広げましょう。

表面を一度リセットしているため、タイヤワックスもなじみやすくなります。

4.クロスで余分なタイヤワックスを拭き取る

タイヤワックスを塗布した後は、マイクロファイバークロスで表面の余分な成分を軽く拭き取ります。

厚塗りしたまま放置すると、走行中に余剰成分がボディへ飛び散り、シミの原因になることがあります。

表面を薄く均一に整えることで、自然な黒さと艶に仕上がります。

タイヤを洗っても茶色くなる原因

タイヤが茶色く見える主な原因は、タイヤ内部に配合された劣化防止剤が表面へにじみ出る「ブルーミング」と呼ばれる現象です。

タイヤには、オゾンや紫外線などによるゴムの劣化やひび割れを抑えるため、アンチオゾナントなどの劣化防止剤が配合されています。これらの成分は、時間の経過や走行時の熱などの影響を受けながら表面へ移行し、空気に触れて酸化することで茶色く見えることがあります。

さらに、路面から付着した泥や油分、ブレーキダストに加え、古いタイヤワックスが重なることで、茶色い汚れがより目立つ場合があります。特に油性タイヤワックスを繰り返し塗り重ねると、劣化した成分が汚れを巻き込み、表面に厚く蓄積することがあります。

通常のタイヤクリーナーで泥汚れや表面的な油汚れを落としても、表面に残った劣化防止剤由来の成分や、蓄積した古いタイヤワックスまで完全に除去できない場合があります。そのため、洗浄直後は濡れて黒く見えていても、乾燥すると再び茶色い汚れが目立ってしまいます。

熱や紫外線などの影響により、タイヤ内部の劣化防止剤が表面ににじみ出て茶色く見える「ブルーミング」現象

専門店がおすすめする専用クリーナー

arinomamaがおすすめするのは、CARBON COLLECTIVE(カーボンコレクティブ)の「SHIFT Intensive Cleaner」です。

もともとはステッカー跡やピッチタールの除去を目的とした強力なクリーナーで、グリースやエンジンオイル、タイヤカスなどの重度な汚れにも対応します。

タイヤでは、通常のタイヤクリーナーで落としきれない茶色い汚れや、繰り返し塗り重ねることで蓄積した古い油性タイヤワックスの除去に適しています。除去力が高いため、日常的な洗浄ではなく、半年〜1年に1回程度のリセット洗浄に使用するのがおすすめです。

普段のタイヤ洗浄には、マイルドなアルカリ性で扱いやすいタイヤクリーナーを使用しましょう。

関連記事:専門店が選ぶ、タイヤクリーナー|おすすめ製品の効果・使い方を解説

劣化した油性タイヤワックスの蓄積に最適なクリーナー

まとめ

タイヤを洗っても乾燥後に茶色く見える場合は、表面ににじみ出た劣化防止剤由来の成分や、蓄積した古いタイヤワックス、油汚れが残っている可能性があります。

通常のタイヤクリーナーで落としきれない汚れは、SHIFT Intensive Cleanerのような専用クリーナーで表面をリセットすることで、タイヤ本来の黒さを取り戻しやすくなります。汚れを除去してからタイヤワックスを施工すれば、黒さや艶も均一に仕上がります。

ただし、SHIFT Intensive Cleanerは除去力が高いため、日常的に使用する製品ではありません。半年〜1年に1回程度を目安に、通常の洗浄で改善しない場合や、古い油性タイヤワックスを一度落としたい場合に使用しましょう。

普段のメンテナンスには通常のタイヤクリーナーを使用し、茶色い汚れや蓄積したワックスが目立ってきたタイミングで専用クリーナーを取り入れることが、きれいな状態を維持するポイントです。

筆者

佐久間 陽平|株式会社insieme 代表取締役

2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。

ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。

東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。

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