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ホイールコーティングは必要?
効果・施工費用・注意点を専門店が解説

ホイールコーティングは、ホイールの美観を維持し、日頃のお手入れをしやすくする効果が期待できます。しかし、実際にどの程度の効果があるのか、自分の愛車にも施工するべきなのか、判断に迷う方も多いのではないでしょうか。

ホイールは、ブレーキダストや鉄粉、泥、雨水などにさらされる、車の中でも特に汚れやすいパーツです。さらに、走行時には熱の影響も受けるため、ボディとは異なる環境に適したコーティング性能が求められます。

本記事では、施工済みと未施工のホイールを比較した効果検証をはじめ、ホイールコーティングのメリットや注意点、施工費用、専門店での作業内容を解説します。愛車のホイールに施工するべきか検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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ホイールコーティングの効果検証

ホイールコーティングは、ボディコーティングと比べて、施工するべきか迷いやすいオプションメニューのひとつです。

そこで今回は、ホイールコーティングを検討する際の判断材料となるよう、施工済みと未施工の状態を実際に比較しました。

検証では、1本のホイールを細部まで洗浄し、半分だけコーティングを施工しています。その後、約2か月間(約2,000km)走行し、汚れの付着具合と洗浄時の落としやすさを確認しました。

以下の画像は、実際に施工から約2か月走行したホイールを比較撮影したものです。施工済みと未施工のどちらにもブレーキダストや泥汚れは付着していますが、未施工面の方が汚れが目立ち、施工済みの面は汚れが固着しにくい状態であることが分かります。

汚れの付着比較|コーティング施工済み
汚れの付着比較|コーティング未施工

続いて、水をかけると、施工済みの面に付着していたブレーキダストは、水圧だけでもスムーズに落ちていきます。一方、未施工面には汚れが残りやすく、洗浄後の状態にも明確な違いが現れました。

この比較からも分かるように、ホイールコーティングは汚れを完全に防ぐものではありません。しかし、ブレーキダストや泥汚れの固着を軽減し、日頃の洗浄をしやすくする効果が期待できます。

水をかけた際の汚れ落ち比較|コーティング施工済み
水をかけた際の汚れ落ち比較|コーティング未施工

ホイールコーティングの効果とメリット

前述の比較検証からも分かるように、ホイールコーティングのメリットは、ブレーキダストや泥汚れの固着を軽減し、洗浄時に汚れを落としやすくすることです。

特にブレーキダストは、走行時の熱によってホイール表面に固着しやすく、長期間放置すると通常の洗車では落としにくくなります。

コーティングを施工しておくことで、汚れが表面へ直接固着しにくくなり、水洗いやシャンプー洗車でも除去しやすくなります。細かなスポークやナット周りなど、洗浄に手間がかかるホイールほど、日頃のお手入れがしやすくなるメリットを感じやすいでしょう。

また、艶のあるホイールでは光沢や質感を引き立て、綺麗な状態を維持しやすくなります。お気に入りの社外ホイールや高価なホイールを装着している方にもおすすめです。

特に、ブレーキダストが多い輸入車では効果を感じやすく、マット塗装のホイールも強く擦らずに洗いやすくなるため、独特の質感を維持しやすくなります。

ボディコーティングやウィンドウコーティングと比べると施工の優先度はやや下がりますが、ホイールの美観を重視する方や、洗車時の負担を軽減したい方にはメリットの大きいコーティングです。

ホイールコーティングにより、汚れの固着軽減と艶感の向上が期待できます

ホイールコーティングのデメリットと注意点

ホイールコーティングには汚れの固着を軽減する効果がありますが、施工すればホイールが全く汚れなくなるわけではありません。ブレーキダストや泥汚れは付着するため、綺麗な状態を維持するには施工後も定期的な洗車が必要です。

汚れを長期間放置すると、コーティング施工済みのホイールでも汚れが蓄積し、次第に落としにくくなります。そのため、普段からほとんどホイールを洗わない方は、施工費用に見合った効果を感じにくい可能性があります。

また、ホイールコーティングは、飛び石による塗装の欠けやガリ傷、擦り傷を防ぐものではありません。表面の防汚性や艶を高めることはできますが、物理的な衝撃からホイールを保護する効果はないため注意が必要です。

さらに、すでに強く固着したブレーキダストや鉄粉、塗装の傷み、腐食を元の状態へ戻す効果もありません。使用中のホイールへ施工する場合は、コーティング前の洗浄や下地処理によって、仕上がりに差が出ます。

ホイールコーティングを施工しても、ガリ傷や飛び石による傷を防ぐことはできません

ホイールコーティングの施工費用と相場

専門店でホイールコーティングを施工する場合、4本で30,000〜50,000円程度が一般的な相場です。

車両にホイールを装着した状態で施工する場合は、フェイス面を中心とした施工が一般的です。一方、取り外したホイールを単体で持ち込む場合は、同じ価格帯でもフェイス面に加えてインナー部分まで施工してもらえるケースが多くなります。

ホイールは、ブレーキダストや鉄粉、泥汚れが繰り返し付着するだけでなく、走行中はブレーキから発生する熱の影響も受けます。一般走行でもブレーキディスクが100〜200℃を超えることがあり、ホイールも熱の影響を繰り返し受ける過酷な環境にあります。

そのため、ホイール専用コーティングは耐熱性を備え、熱や頑固なブレーキダストにさらされる環境でも被膜性能を維持しやすいように設計されています。一般的なコーティングとは、想定されている使用環境そのものが異なります。

なお、使用中のホイールにブレーキダストや鉄粉が強く固着している場合は、コーティング前の洗浄や下地処理に時間がかかるため、別途洗浄費用が発生することがあります。

取り外して持ち込みの場合、インナー部分までコーティング施工をしてもらえるケースが一般的です

専門店で行うホイールコーティングの作業内容

一般的な専門店のホイールコーティングでは、コーティング剤を塗布するだけでなく、施工前に複数の工程を行います。

まずは、ホイール表面に付着したブレーキダストや鉄粉を除去し、ナット周りやスポークの隙間など、汚れが残りやすい細部まで丁寧に洗浄します。その後、表面に残った油分や洗浄成分を取り除くために脱脂を行い、コーティングを均一に施工します。

このように、専門店のホイールコーティングは、コーティング剤を塗る工程だけでなく、その前の洗浄や下地処理にも手間がかかります。細部まで状態を整えてから施工することで、コーティング本来の密着性や仕上がり、耐久性を引き出しやすくなります。

お近くでホイールコーティングを依頼できる店舗をお探しの方は、以下より最寄りのコーティング専門店をご確認ください。

1. ブレーキダスト除去
2. 細部洗浄
3. 脱脂
4. ホイールコーティング施工

まとめ

ホイールコーティングは、ブレーキダストや泥汚れの固着を軽減し、日頃の洗浄をしやすくする効果が期待できます。さらに、ホイール本来の艶や質感を維持しやすくなることも大きなメリットです。

特に、ブレーキダストが多い輸入車や、マット塗装のホイール、お気に入りのホイールを綺麗に維持したい方には、施工する価値の高いコーティングといえるでしょう。

専門店では、ブレーキダストや鉄粉の除去、細部洗浄、脱脂などの下地処理を行ったうえで、ホイールの使用環境に適した専用コーティングを施工します。費用の目安は4本で30,000〜50,000円程度です。

ホイールの美観を長く保ち、普段のお手入れをしやすくしたい方にとって、ホイールコーティングは有効な選択肢のひとつです。

佐久間 陽平|株式会社insieme 代表取締役

2019年より海外カーケアブランドの正規輸入事業を開始。
現在はヨーロッパを中心に20以上のブランドを取り扱う、日本最大級の海外カーケア通販サイト「arinomama(ありのまま)」を運営。

ドイツ・イギリス・スウェーデンなどの最新カーケア製品・技術を日本市場へ導入し、製品選定・検証・販売まで一貫して手掛ける。

東京都内でカーディテイリング専門店も運営し、施工現場で得た一次情報をもとに、コーティング・洗車・メンテナンスに関する実践的な情報を発信。

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